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給湯器を熱源機に交換して床暖房を後付けリフォーム!流れや費用を解説

【クラシアン】床暖房を後付けリフォームで設置する方法を解説します。それは、現在使用しているガス給湯器を温水暖房に対応した熱源機に交換するやり方。ガス温水式床暖房の特長やメリットとよくある疑問、後付けリフォームをする場合の工事についてご紹介します。

給湯器を熱源機に交換して床暖房を後付けリフォーム!流れや費用を解説

ガス温水式床暖房の特長とメリット

床暖房にあまり馴染みがない方は「真冬でも床暖房だけで本当に暖かいの?」と疑問に思うかもしれません。まずはガス温水式床暖房の特長やメリットについてご説明します。

ふく射熱でからだの芯から暖まる

床からの暖かい空気は室内を上昇して壁や天井にぶつかり、壁や天井も暖めます。そのふく射熱はからだにじんわりと伝わるので、からだが芯から暖まるのです。ふく射熱でお部屋全体が暖まるため、室温が18度程度と低くても充分な暖かさを感じられます。

伝導熱で足元からポカポカ

床暖房は足先が冷えやすい冷え性の方にも喜ばれています。温かい床に足が直接触れるので、冬場に暖房を使用していてもつま先に冷えを感じる人におすすめ。血管が広がって血流がよくなる効果も期待できます。

自然な対流で風を起こさず乾燥しない

電気を使用して温風を送るエアコンなどの暖房と違い、床暖房は風を起こしません。お肌の水分も奪われにくいので、冬場に喉やお肌の乾燥が気になる方におすすめです。お部屋の湿度を下げないため、風邪予防の対策にもなります。

空気が汚れずクリーンでニオイもしない

室内で燃焼させるストーブやガスファンヒーターなどと違い、床暖房では定期的な換気が必要ありません。石油暖房機器のような気になるニオイとも無縁。高温になる熱源が室内にないから、小さな子どもやお年寄りがいるご家庭でも安心です。風を起こす暖房機器と違い、床に落ちているホコリや花粉を舞い上げることもありません。

結露が発生しにくくカビも抑制

冬の窓辺に発生する結露は、室内外の温度差が原因。暖房で室内の温度を上げすぎると、屋外との温度差が大きくなり結露が発生してしまうのです。ふく射熱で暖める床暖房を使用すると、室温を18度程度に抑えていても充分な暖かさを感じられます。屋外との温度差が大きくならないため結露が発生しにくくなり、結露が原因となるカビの発生も抑えられます。

温水を循環させるから経済的

ガス温水式床暖房では、給湯器で沸かしたお湯を床下に流し、床を温めます。冷えたお湯は給湯器に戻り、再び沸かして循環させる構造。必要に応じてガスを燃焼させているから経済的なのです。また、床暖房を切った後も、しばらくはお湯の余熱で床が温かいため、上手に使えばコストを抑えられます。

1台の給湯器で複数の部屋に設置できる

給湯器が1台あれば、複数の部屋にガス温水式床暖房を設置できます。家族が集うリビングやダイニング、底冷えするキッチン、高温となる熱源を置きたくない子ども部屋にもおすすめです。暖房機器の設置場所や夏場の保管場所が要らないのも魅力です。

タイマー機能で朝からポカポカ

安全な床暖房は、不在時でもタイマーで電源をオンすることができます。寒い冬の起床時間や帰宅時間に合わせてタイマーを設定しておけば、部屋に入った瞬間からポカポカと快適に過ごすことができます。タイマーは切設定もできるので、うっかり消し忘れて出かけてしまっても安心です。

床暖房のよくある疑問

床暖房のイメージ

床暖房の後付け導入や、給湯器交換に合わせたリフォームを検討している方から寄せられる、よくある疑問点をご紹介します。

床暖房に直接触れて低温やけどになりませんか?

電気ヒーター式の床暖房では熱がこもって低温やけどを起こすケースがありますが、給湯器で沸かしたお湯を流すガス温水式床暖房では、その心配はほとんどありません。
ただし、長時間床に寝転がって密着していると、室内へと熱が放出できなくなり温度が上がって低温やけどになる恐れがあります。また、子どもやお年寄りは皮膚が弱いため、ご利用の際は注意してください。

床暖房の上に家具やピアノを置いても大丈夫?

フローリングやコルクなどの仕上げ材であれば、重いものを置いても問題ありません。ただし、脚のない家具を置く場合は注意が必要です。局所的に高温になることを避けるため、台木などを利用して熱がこもらないようにすると良いでしょう。また、ピアノは脚の下にパッドを敷いて重さを分散させるようにします。

上階の部屋でも設置できますか?

設置可能です。ガス温水式床暖房の場合、設置できる範囲は給湯器からの距離で決まります。そのため3階の居室に床暖房を取り入れたくても距離が足りない場合は、2階のベランダに給湯器を設置するなどして対応します。

床暖房にリフォームする場合の流れ

既存の給湯器を床暖房に対応する熱源機に交換することで、新築時でなくてもガス温水式床暖房を導入することができます。熱源機は通常の給湯器と同等サイズのため、特別に場所を用意する必要もありません。
リフォーム工事には、主に2つのパターンがあります。

既存の床の上に床暖房放熱器を設置する

既存の床の上に床暖房放熱器を設置して、さらにその上に仕上げ材を張る工法。コストを抑えられるため、一般的な方法です。ただし、床暖房放熱器と仕上げ材の分だけ床の高さが上昇するため、段差をなくす工事が別途必要になるケースが多くあります。小さな段差でも転倒事故につながりかねないため、お年寄りのいる家庭では熟慮が必要です。

床を剥がして張り替える

既存の床を剥がしてから床暖房放熱器を設置して仕上げ材を張る工法です。床の解体・補修などが発生するため割高になります。しかし、和室から洋室へのリフォームやフローリング・畳の張り替えを検討しているタイミングなら、こちらがおすすめです。張り替えの際に床下に断熱材を追加しておくと、床暖房の熱効率が向上するので検討してみるのも良いでしょう。

床暖房にリフォームする場合の費用

前述の2つのパターンで床暖房を後付けリフォームする際の、費用の目安をご紹介します。

既床の上に設置する場合の費用

1畳あたり5~8万円程度が目安。仮に10畳のリビングルームのうち6割の面積を床暖房にするならば、およそ30~48万円という計算です。それに加え、ガス給湯器を床暖房に対応する熱源機に交換する費用が20~50万円前後が必要となります。

床を剥がして設置する場合の費用

1畳あたりのコストは8~11万円程度になります。10畳の居室の6割を床暖房にすると想定すると、およそ48~66万円。熱源機の交換費用も上記と同様に別途20~50万円前後かかります。

床暖房の特長とリフォーム方法まとめ

冬の寒さや乾燥に悩んでいるなら、床暖房の導入を検討してみてはいかがでしょうか? もしかしたら、つらかった冬が快適に変わるかもしれません。給湯器の交換やお部屋のリフォームを検討しているなら、同時リフォームもおすすめです。

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