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リンナイ給湯器の選び方と費用相場を解説!交換時の注意点やトラブル対応も

リンナイは国内トップシェアを誇る給湯器メーカーです。この記事では、リンナイ給湯器の特徴や選び方、費用相場を解説する他、給湯器を交換する際の注意点やトラブル時の対処法なども紹介します。

リンナイ給湯器の選び方と費用相場を解説!交換時の注意点やトラブル対応も

リンナイの給湯器は国内トップシェアを誇っており、給湯器の交換や新規購入を検討する方のなかには、リンナイの給湯器を検討している方もいるでしょう。

給湯器の交換・新規購入は、ある程度のコストがかかるため、特徴をしっかりと把握し、最適な製品選びが大切です。

この記事では、リンナイ給湯器の選び方と費用相場を解説する他、給湯器を交換する際の注意点やトラブル時の対処法なども紹介します。

リンナイ給湯器の特徴

リンナイは、国内トップシェアを誇る給湯器メーカーです。そんなリンナイの給湯器には、以下のような特徴があります。

  • 日本製ならではの高い品質と環境に優しい設計
  • 幅広いラインナップで多様な家庭に対応
  • 最新技術を活用した快適機能

それぞれ解説します。

日本製ならではの高い品質と環境に優しい設計

リンナイの給湯器は、日本製ならではの高品質な製品が特徴です。重要部品・ユニットはリンナイで設計し、内製化を行っています。また、内製化に必要な金型・設備・ソフトウェアも自社で製造しています。

利用者がより安心・安全に製品を使えるように、業界初となる「製品寿命お知らせ」機能や「長期利用サポート」機能が搭載されている給湯器もあります。

機能 特徴
製品寿命お知らせ インターネットを活用し、リンナイ独自のアルゴリズムにより経年劣化を検知します。故障の可能性が高まるとリモコンから通知されるため、突然の故障による利用者の負担を軽減できます。
長期利用サポート エラー発生時、リモコンに表示される二次元コードを読み取ることで専用サイト「製品サポートページ」に簡単にアクセスできます。エラーコードの解読や取扱説明書を探す手間などを軽減できます。

また、リンナイの給湯器は、燃焼時のNOx(窒素酸化物)排出の低減や、熱効率の向上など、環境にも優しい設計になっています。熱効率が上がることで光熱費も大幅に削減できるため、家計にも優しい製品です。

幅広いラインナップで多様な家庭に対応

給湯器には、「壁掛けタイプ」「据置きタイプ」「PSタイプ(パイプスペース設置タイプ)」があり、家族構成や住宅タイプに応じて最適な製品が異なります。

給湯器のタイプ 特徴
壁掛けタイプ 戸建ての外壁やマンションのベランダの壁に設置される給湯器です。狭いスペースに設置できるタイプもあります。
据置きタイプ 戸建ての屋外の地面に据置きで設置する給湯器です。給湯器を設置する際は、姿勢を安定させるために平らなスペース(コンクリートの床など)が必要です。
PSタイプ 主にマンションの共有部分に設置することが多い給湯器です。上下水道やガス管などの配管が収められているスペースに空間を設けて設置します。

給湯器を設置する際は、サイズも考慮する必要があります。リンナイの給湯器は、各タイプに幅広いサイズが揃っているため、設置場所や湯量に合わせて最適な製品を選択可能です。

最新技術を活用した快適機能

リンナイ給湯器の一部モデルには、微細な泡を水に溶け込ませる「Air Bubble Technology(エアバブルテクノロジー)」という独自技術を使った「ウルトラファインバブル機能」や「マイクロバブル機能」が搭載されています。

機能 特徴
ウルトラファインバブル 直径1マイクロメートル未満の微細な泡を含んだ洗浄効果の高いお湯を家中に送り出せます。細かい隙間にある汚れを落とせ、水まわりの汚れも付きにくくします。肌のうるおいを保つ効果がある点も大きな特徴です。
マイクロバブル 無数の微細な泡によって、入浴剤やバスソルトを使用せずに白くなめらかなお湯を生成できます。肌にうるおいを与えながら汚れを落とせます。

最新技術を活かした機能が搭載されているリンナイの給湯器であれば、快適に入浴を楽しめます。

また、リンナイの給湯器は、専用アプリとの連携も可能です。専用アプリを利用すれば外出先からスマートフォンでのリモート操作や、スマートスピーカーと連携して音声操作ができるなど、より便利に利用できます。

リンナイ給湯器の価格相場とランニングコスト

給湯器の交換や新規購入を検討する際、価格やランニングコストは気になるところです。以下では、リンナイの給湯器に関する価格やランニングコスト、補助金・助成金について紹介します。

本体価格と設置費用の目安

給湯器の本体価格は、機能や種類によって価格が大きく異なります。例えば、追いだき機能がなく、お風呂、キッチン、洗面所などへの給湯専用の製品であれば比較的低価格での購入が可能です。

また、ふろ給湯器の場合、お湯はりから保温まで自動でできる「オートタイプ」と、オートタイプの機能に加えて足し湯や自動洗浄にも対応する「フルオートタイプ」で価格が異なります。

その他、お風呂やキッチンへの給湯だけでなく、床暖房や浴室暖房などと連動できる給湯暖房熱源機もあり、給湯器のなかでは高額になる傾向があります。

リンナイの各給湯器の価格は、購入する場所や備わっている機能、エコジョーズかどうかなどによっても異なりますが、大まかな目安は以下の通りです。

  • 給湯専用機:約10万~15万円
  • ふろ給湯器(オート・フルオート):約15万~25万円
  • 給湯暖房熱源機:約30万~50万円

詳細な価格を知りたい場合は、給湯器の交換、新規購入を検討する事業者に相談してみましょう。

ランニングコストのポイント

給湯器を交換・新規購入する際は、ランニングコストも考慮しましょう。ランニングコストを重視する場合、従来の標準タイプよりエコジョーズがおすすめです。

エコジョーズとは、少ないガス量で効率的にお湯を沸かせる省エネ性能の高い給湯器です。熱効率が良く、ガスの消費量が少ないため、光熱費の節約につながります。

リンナイの給湯器では、標準タイプに比べてエコジョーズのほうが年間で18,100円のガス代が節約できるとされており、大幅なコストカットが期待できます。

また、エコジョーズとヒートポンプがひとつになったハイブリッド給湯器「ECO ONE(エコワン)」も登場しており、より高い省エネ性能が期待できる製品もあります。

リンナイでは、これからのスタンダードな給湯器として省エネ性能の高いエコジョーズやエコワンを推奨しています。

補助金や助成金の活用方法

高効率給湯器を購入する際は、国や自治体の補助金・助成金制度を利用できる場合があります。

例えば、経済産業省資源エネルギー庁が管轄している「給湯省エネ2025事業」では、要件を満たしたヒートポンプ給湯器、ハイブリッド給湯器、家庭用燃料電池を導入する際に、補助金を受け取ることが可能です。

その他、国土交通省が管轄する「子育てグリーン住宅支援事業」などもあります。補助金・助成金ごとに補助額や適用要件が決まっているため、事前に確認しておくと良いでしょう。

補助金・助成金の申請は、購入先の事業者が行います。そのため、給湯器を購入する一般消費者に関しては、事業者との契約と必要書類の提出を行うだけです。

補助金・助成金に関してわからないことがある場合は、購入先の事業者に確認しましょう。

リンナイ給湯器のトラブルと対処法

給湯器はほぼ毎日使用する製品のため、日々の使用で様々なトラブルが生じるケースがあります。以下では、リンナイの給湯器に関するトラブルや対処法などを紹介します。

よくあるトラブルとその原因

給湯器では「お湯が出ない」というトラブルがたびたび生じることがあります。リンナイの給湯器でも同様のトラブルが生じるケースがありますが、主な原因としては以下が考えられます。

  • ガスが供給されていない
  • 給湯器の故障や不具合
  • 給湯器・配管の凍結(冬場)

お湯が出ない時は、ガス栓や給水栓などが閉まっている可能性があるため、まずは確認してみましょう。

また、給湯器の故障や不具合が原因の場合や、冬場は給湯器・配管が凍結しているケースもあります。

リンナイの給湯器に関する故障・不具合は、リモコン画面のエラーコードで確認できます。主なエラーコードは以下の通りです。

エラーコード 内容
02 試運転時に浴槽の残り湯を検知した場合に表示されます。
03 お湯はり中に停電すると、安全のために停電復帰時にはお湯が出ない仕組みとなっており、エラーコードが表示されます。
110 ガスが供給されていない場合や、点火不良が生じた場合に表示されます。
111 給湯器が点火不良を起こしている場合に表示されます。
161 出湯温度が高温になっている可能性がある場合に表示されます。
163 暖房部分の凍結異常が検知された場合に表示されます。
632 追いだきの水流スイッチの異常を検知した場合に表示されます。
711 ガス電磁弁駆動回路に異常がある場合に表示されます。

給湯器のエラーコードは多数あります。詳細はリンナイの公式ページで確認できるため、給湯器にトラブルが生じた際はエラーコードを確認し、検索してみましょう。

自分でできる対処法

リンナイの給湯器でトラブルが生じた場合は、「故障診断ナビ」を利用すれば対処できることがあります。

故障診断ナビとは、リンナイ製品の故障に関する対処法や修理の概算費用などを案内する公式ページです。

例えば、「お湯が出ない・お湯が弱い」場合では、以下のような対処法が案内されます。

  • 給湯器の給水栓が全開になっているかを確認する
  • 給湯器のコンセントを抜いて、約1分待ってから再度コンセントを差し込み、症状が改善されるか確認する
  • お湯の量が少ない場合は、給水元栓を閉めてから水抜き栓を外し、ストレーナに付いているゴミを取り除く

その他、エラーコードを検索すれば、エラーコードごとの対処法も確認可能です。

なお、対処法を試しても改善されない場合は、給湯器が故障している可能性があるため、プロに依頼しましょう。

修理と交換の判断基準

給湯器に異常がある場合、修理と交換のどちらが適切か、悩むケースがあるかもしれません。どちらが良いかはケースバイケースですが、メーカーの保証期間内であれば修理を選択すると良いでしょう。

一方、長年使用している場合は交換の検討をおすすめします。給湯器の寿命は約10年とされており、使用期間が長くなるほど故障する可能性が高くなります。

頻繁に故障する場合や、不完全燃焼が疑われる場合は、一部の部品だけでなく、給湯器全体が傷んでいる可能性があるため、修理するより交換したほうが費用を抑えられる可能性があります。

リンナイ給湯器の交換時に注意すべきポイント

給湯器を交換する際は、いくつかの注意点があります。以下では、リンナイの給湯器を交換する際の主な注意点を紹介します。

古い給湯器の処分方法

不要になった給湯器は、処分する必要があります。給湯器の主な処分方法は、以下の通りです。

  • 給湯器を交換する際に、事業者に処分を依頼する
  • 不用品回収業者に依頼する
  • 粗大ゴミとして処分する(自治体ごとのルール確認が必要)
  • リサイクルショップやフリマアプリで売却する
  • 知人への譲渡

一般的には、交換を依頼する事業者にそのまま処分をお願いするケースが多いです。また、状態が良い給湯器や比較的新しいモデルの給湯器は、売却したり知人に譲渡したりできます。

どの方法が良いということはありませんので、最適な処分方法を事前に検討しておきましょう。

設置場所やスペースの確認

リンナイの給湯器には、「壁掛けタイプ」「据置タイプ」「PSタイプ」の設置タイプがある他、幅広いサイズが用意されています。給湯器を交換する際は、設置場所やスペースを確保する必要があるため、事前に確認しておきましょう。

一般的には、現在使用している給湯器と同型の製品に交換するケースが多いため、号数の確認をおすすめします。

また、家族構成の変化やリフォームなどで、設置タイプや号数の異なる給湯器に交換する場合もあります。異なるタイプの給湯器に交換する際は、新たに配管工事や設置場所の確保が必要になるため、事業者に相談しましょう。

給湯器を交換する前の確認事項や工事について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

▶関連記事:給湯器を交換する前に知っておきたい!3つの確認事項と工事取り付け方法

交換時期の見極め方

給湯器の寿命は約10年とされていますが、使用状況によっては10年未満で寿命を迎えるケースがあります。特に、以下のような症状が出ている場合は、給湯器の寿命が近い可能性が高いです。

  • 運転中に異音がする
  • お湯の温度が安定しない
  • お湯にならない・ぬるい、リモコンが効かない
  • 異臭やガスの臭いがする
  • 給湯器から水漏れしている
  • 給湯器の下部が錆びている
  • 給湯器の排気口が黒く汚れている
  • お風呂の追いだきができない
  • 「ボン」と大きな爆発音がした

また、給湯器の設置から7年~8年が経過すると、修理に必要な部品が手に入らない可能性もあります。そのため、設置から8年以上経過しており、故障箇所が増えるようなら交換を検討するほうが安心して使用できます。

ガス給湯器の寿命・取り替えの目安について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

▶関連記事:ガス給湯器の寿命・取り替えの目安は10年! 寿命の症状4点を解説

まとめ

リンナイの給湯器は高品質・高機能な製品が揃っているので、その中から家庭に最適な一台を選びましょう。

費用や機能、設置環境を考慮しながら、補助金を活用し、賢く業者を選択することで、満足のいくリフォームが実現します。

また、給湯器はお湯が出ないなどのトラブルが生じるケースもありますが、対処法も知っておけば、安心して使用できます。

クラシアンでは、ガス給湯器の販売・交換・点検・修理に対応しており、電話相談やお見積もりは無料です。ガス給湯器の導入をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。

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