給湯器を選ぶ

給湯器の選び方のポイント

お宅にあった給湯器タイプを選ぶことが重要

給湯器交換に当たって、基本的には現状と同じ設置タイプ・種類のものを選択いただく必要があります。
それぞれのお宅に合った給湯器を選ぶためのポイントをお伝えします。

Point1
設置可能タイプを確認

あなたのお宅に設置可能なタイプを把握するために、浴槽の穴の数と給湯器本体の設置場所を確認してください。

浴槽の穴の数

まず、自分の浴槽を見に行き、穴の数を確認しましょう。穴が下部に1つか、上下に2つあるか、もしくは穴がないタイプかを確認してください。

  • 「1つ穴」タイプ
    「1つ穴」タイプ
  • 「2つ穴」タイプ
    「2つ穴」タイプ
  • 「穴なし」タイプ
    「穴なし」タイプ

給湯器の設置場所

次に、屋外の給湯器本体を見てください。一戸建ての場合は外壁(お風呂場や台所付近など)を、マンションやアパートの場合はベランダの外壁やパイプスペース(玄関脇の扉の中など)です。給湯器本体が見つかったら、壁に掛かっているか、地面に設置されているか、パイプスペースの中にあるかを確認してください。

  • 壁掛け
    壁掛け
  • 据置き
    据置き
  • PS(パイプスペース)用
    PS(パイプスペース)用

※図説は大手給湯器メーカーのカタログからの引用です。給湯器メーカーによって細部が異なる可能性がございます。

Point2
号数(給湯能力)を確認

号数とは、現在の水道水の温度を給湯器の力で加熱して、水温+25度のお湯を1分間に出せる能力のことです。

16号は16リットル、20号は20リットル、24号は24リットルのお湯を、1分間に出せる能力があります。

例えば、お風呂にお湯をためる場合、基本的には号数が大きいほどお湯はりの時間が短く、お湯をたっぷり使えるということになります。

※号数が変わっても、給湯器本体の大きさは同じです。

号数(給湯能力)

号数を大きくしても、
性能が上がらない
場合があるってホント?

号数は、16号 < 20号 < 24号 の順に性能が上がり、たっぷり湯量で、快適に過ごせることになります。基本的には、現在の湯量に特に不満がない場合は、現在と同じ号数を選べばOKです。

問題は、現在の湯量に不満があり、もっと湯量を増やしたいときです。この場合、よりパワーのある給湯器を選べばよいのですが、そもそも水道の水圧が低い場合は、性能を充分発揮できない場合もあります

ですので、そのような場合には、必ず事前にお伺いしてご希望の湯量アップが可能かどうかしっかりと調査をさせていただき、結果をご報告いたします。その結果を踏まえて、ご判断ください。

※図説は大手給湯器メーカーのカタログからの引用です。給湯器メーカーによって細部が異なる可能性がございます。

Point3
給湯機能を確認

給湯機能には、給湯専用タイプ・オートタイプ・フルオートタイプと、3タイプございます。

給湯専用タイプ

給湯栓で操作するタイプです。

  • お湯が出る
  • 湯はりは蛇口を手動で開け閉めする
  • 設定湯量で自動的にお湯が止まるオートストップ機能が付いた機種もある
給湯専用

オートタイプ

お湯はりから追い焚き、保温までは自動のタイプです。

  • お湯が出る
  • 追い焚き(一度ぬるくなった水を再度あたためること)ができる
  • 水位が下がったら「手動」でたし湯ができる
オートタイプ

フルオートタイプ

お湯はりから追い焚き、保温、たし湯まで、おまかせ全自動のタイプです。

  • お湯が出る
  • 追い焚き(一度ぬるくなった水を再度あたためること)ができる
  • 水位が下がったら「自動」でたし湯ができる
  • 配管自動洗浄(浴槽の栓を抜いたときに、配管をきれいなお湯で洗い流します)
フルオートタイプ

※図説は大手給湯器メーカーのカタログからの引用です。給湯器メーカーによって細部が異なる可能性がございます。

Point4
省エネ性能を確認

省エネ性能には、標準タイプとエコジューズタイプの2タイプがございます。

標準タイプ

単純に一度加熱して、お湯を出します。

メリット
構造が単純なので、本体の価格が安い(初期費用が安い)
デメリット
エコジョーズに比べると、

ランニングコストが高い

エコジョーズタイプ

エコジョーズタイプとは、少ないガス量で効率よくお湯を沸かす省エネ性の高い給湯器です。一度加熱したお湯を、さらに排熱を利用して再加熱したのちお湯を出します。

メリット
標準タイプに比べて、

ランニングコストが安い
デメリット
標準タイプに比べて、構造が複雑になるため本体の価格が高い(初期費用が標準タイプより高い)

※図説は大手給湯器メーカーのカタログからの引用です。給湯器メーカーによって細部が異なる可能性がございます。

Point5
給湯器メーカーを確認

ガス給湯器の基本的な性能には、ほとんど違いはありません
普段目に見える部分として「リモコン」のデザインやボタン配置の好みが選択のポイントです。
また、空気中の熱を集めてお湯を沸かす仕組みにより、少ないエネルギーで効率的に給湯することができるヒートポンプ技術を使った「エコキュート」もございます。

取り扱いメーカー

  • パロマ
  • ノーリツ
  • リンナイ
  • 三菱
  • コロナ
  • ダイキン
  • パナソニック
  • パーパス
  • 長府

Point6
価格を確認

給湯器は、湯量や機能で価格が「1.5倍以上」変わります。そのため、安いと思った給湯器が欲しい機能を満たしているか、確認することが大切です。

さらに、最安値商品の価格だけでなく、お客さまが欲しい商品+工事費を含んだ価格で比較することが失敗を防ぐコツです。

給湯器価格比較のポイント

  • 自宅に取付可能な給湯器のタイプか?
  • 必要な機能が揃っているか?
  • 工事費込みの価格か?