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エコキュートの容量の選び方とは?家族に最適なサイズの目安、設置場所まで徹底解説

エコキュートの容量は、家族構成やライフスタイルに合わせて適切な容量を選ぶ必要があります。この記事では、エコキュートの容量の選び方や、後悔しないためのポイントを解説します。

エコキュートの容量の選び方とは?家族に最適なサイズの目安、設置場所まで徹底解説

エコキュートの容量の選び方とは?家族に最適なサイズの目安、設置場所まで徹底解説

エコキュートを導入する際に重要なポイントは、タンクの「容量選び」です。家族構成やライフスタイルに合わせて適切な容量を選ばないと、使用時にお湯が足りなくなったり、逆に必要以上にお湯を沸かして無駄なエネルギーを消費してしまったりする可能性があります。

この記事では、家族の人数や設置場所に合わせたエコキュートの容量の選び方や、後悔しないためのポイントを詳しく解説します。エコキュートの導入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

エコキュートの容量とは?

エコキュートの容量とは、貯湯タンクに貯められるお湯の量のことです。370Lや460L、550Lなど様々な容量の製品があり、家族の人数やライフスタイルに合った製品を選ぶのがポイントです。

エコキュートは、少ないエネルギーでお湯を沸かせる省エネ性能に優れた給湯器ですが、容量選びを間違えると、そのメリットを活かしきれません。

容量が小さすぎると、お湯の使用量が多い時間帯に湯切れを起こすリスクがあり、大きすぎると、使わないお湯を沸かすことになり無駄なエネルギーを消費してしまいます。

適切な容量を選ぶためには、家族の人数や、お風呂、シャワー、炊事など、お湯の使用量を把握することが重要です。また、貯湯タンクのサイズは容量に比例して大きくなるため、設置スペースの確認も求められます。

家族の人数に合わせたエコキュートの容量の選び方は?

エコキュートの容量選びでは、家族の人数がひとつの基準になります。特に冬場はお湯の使用量が増えるため、年間の平均よりも冬場の使用を想定して選択することが大切です。以下では、家族の人数に合わせたエコキュートの容量の選び方をご紹介します。

1~2人家族の場合:200L程度が目安

1~2人家族の場合、200L程度の容量でも十分なケースが多いです。ただし、これはシャワー中心の生活スタイルを想定しており、毎日湯船にお湯を張る場合は、200Lでは不足する可能性があります。

また、来客が多いご家庭では、一時的にお湯の使用量が増えるため、300Lや320Lなど大きめの容量を検討しましょう。

3~4人家族の場合:250L〜370Lが目安

3~4人家族の場合、一般的には250L〜370Lが目安です。ライフスタイルによって幅がありますが、シャワー中心であれば250L程度でも対応できます。家族全員が毎日浴槽にお湯をためて入浴する場合は、370L程度がおすすめです。

また、子どもが成長するにつれてお湯の使用量は増加するため、将来を見据えてあらかじめ大きめの容量を選ぶのも良いでしょう。

5人以上の家族の場合:370L~550L程度が目安

5人以上の大家族の場合、370Lよりも大容量タイプがおすすめです。家族全員がシャワーを使い、さらに入浴もするとなると、370Lではお湯が不足する可能性があります。特に朝や夜などお湯の使用が集中する時間帯は、湯切れのリスクが高いです。

460L以上の大容量のモデルであれば、5人家族でも余裕を持ってお湯を使用できます。二世帯住宅などで使用人数がさらに多い場合は、最大550Lまで対応可能な大型モデルを検討しましょう。

使用環境に合わせてエコキュートの形状を選ぶ

エコキュートのタンク形状は、大きく「角型」「薄型」「コンパクト型」の3種類に分けられます。以下では、それぞれの形状のメリット・デメリットを詳しく解説します。

角型

角型は、エコキュートの中でもっとも一般的な形状です。直方体の形状をしており、設置面積は比較的大きくなりますが、その分、大容量のタンクを搭載できるモデルが多い傾向があります。

貯湯タンクの容量は370Lから560L程度が一般的で、家族の人数が多い家庭や、お湯の使用量が多い家庭に適しています。また、他の形状と比較して、製品の選択肢が豊富であることもメリットです。

ただし、設置にはある程度のスペースが必要となるため、事前に設置場所の寸法をしっかりと確認しておきましょう。

薄型

薄型は、角型よりも奥行きが薄く設計されたタイプです。限られたスペースにも設置しやすいことが大きな特徴で、隣家との距離が近い場合や、通路が狭い場合など、角型では設置が難しい場所にも設置できる可能性があります。

また、ベランダやバルコニーなど、奥行きが限られたスペースにも設置できることがメリットです。ただし、角型よりも貯湯タンクの容量が小さくなる傾向があり、製品の選択肢が少ないため、希望する機能や容量のモデルが見つからない可能性もあります。

設置スペースと性能のバランスを考慮しながら、限られた条件下でも快適に使用できるモデルを選びましょう。

コンパクト型

コンパクト型は、他のタイプよりもさらに設置面積が小さく設計されたタイプです。限られたスペースにも設置できるコンパクトな作りで、少人数の家庭や、お湯の使用量が少ない家庭、集合住宅などに適しています。また、価格が比較的安価であることもメリットです。

ただし、コンパクト型は貯湯タンクの容量が小さいため、お湯の使用量が多い家庭では、湯切れを起こす可能性があります。メーカーによっては、高効率なヒートポンプ技術を採用して省エネ性能を高めたモデルも販売しているので、機能面に注目して選ぶと良いでしょう。

自分にあった容量を選ぶためのポイント

エコキュートの容量選びで大切なのは、家族構成や生活パターン、お湯の使用頻度を考慮することです。

例えば、家族の人数が多くてもシャワー中心の生活であれば、比較的容量が小さくても問題ない場合があります。反対に、人数が少なくても毎日浴槽にお湯をためる場合は、大きめの容量が必要です。

また、家庭内での入浴やシャワーの回数、一度に使うお湯の量を予測することで、必要な容量が見えてきます。朝と夜にシャワーを使う人が多いのか、全員が夜にまとめて入浴するのかなど、時間帯ごとの使用量も想定しましょう。

エコキュートの容量に影響を与える機能とは?

エコキュートには追いだき機能が搭載されたものがあり、容量選びにも影響を与える要素のひとつです。

追いだき機能があれば、容量が小さくとも浴槽内の冷めたお湯を効率良く温め直すことができ、結果的に必要とする容量を抑えられる場合があるからです。

エコキュートを選ぶ際には、容量だけでなく、追いだき機能などのエコ性能とのバランスを考慮することが重要です。大容量のエコキュートでも、エコ性能が高ければ、ランニングコストを抑えられます。

エコキュートの容量選びにおけるサイズと設置場所の関係

エコキュートを選ぶ際は、容量だけでなく、サイズと設置場所や搬出入経路の関係も考慮しましょう。エコキュートは、ヒートポンプユニットや貯湯タンクユニットなど大きな機器を設置するため、事前に十分な設置スペースや搬出入経路を確保する必要があります。

容量が大きいモデルを選ぶと、それに伴い機器のサイズも大きくなり、設置面積も広くなる傾向があります。希望する容量のモデルを設置できるだけのスペースがあるか、搬出入できるスペースがあるか、事前に確認しておきましょう。

また、設置場所は、風通しが良く、メンテナンススペースも含めて十分な広さが確保できる場所が理想的です。屋内に設置する場合、設置場所の耐荷重は問題ないか、密閉空間にならないか、振動や音が周囲へ影響を与えないかなどもチェックしましょう。
尚、十分な広さが確保できる設置場所があっても、その場所まで搬出入できる経路がなければ設置ができない場合があるため注意が必要です。

屋外設置の場合は、気温が著しく低下する冬季に機器や配管が凍結しないよう、地域に応じた凍結防止対策を講じなければなりません。機器に高い耐寒性が求められるため、寒冷地仕様のモデルを選ぶなどの配慮が必要です。

エコキュートの容量選びで後悔しないために

エコキュートの容量選びで後悔しないためには、導入前に家族構成やライフスタイルを考慮し、将来的なお湯の使用量の変化まで見据えて慎重に検討することが大切です。後からタンクを増設できるモデルを選べば、想定よりもお湯の使用量が多いケースに備えられます。

また、国や自治体が提供している補助金や助成金を活用することで、導入コストを抑えることが可能です。例えば、経済産業省の「給湯省エネ事業」では、高性能なエコキュートの導入に対して補助金が交付されます。

地方自治体でも独自の補助金制度を設けている場合があるため、積極的な情報収集をおすすめします。万が一、容量選びに迷った際は、専門知識を持つ設置業者に相談し、設置環境やライフスタイル、予算などにぴったりな容量のモデルを提案してもらいましょう。

まとめ

エコキュートの容量選びでは、家族の人数や生活パターンに応じて適切なモデルを選ぶことが大切です。特に大家族の場合は、お湯の使用量も多くなるため、大容量タイプがおすすめです。

しかし、単に容量だけでなく、設置場所の広さや必要な機能も考慮する必要があります。容量選びで後悔しないためには、家族構成やライフスタイルから将来のお湯の使用量を予測し、事前にしっかりシミュレーションを行うことが重要です。

また、専門知識を持つ設置業者に相談して、最適なモデルを提案してもらうのも良いでしょう。水まわりのプロであるクラシアンは、全国47都道府県に対応しており、24時間365日受付で最短即日のスピード取り付けが可能です。

また、ホームページ記載の「お支払総額」には、工事費、出張費、運搬費、産廃費は含まれています。エコキュートの容量選びで失敗したくない人は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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