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エコキュートは騒音トラブルになる?その原因と対策を徹底解説
エコキュートは設置場所やファンの回転による振動の影響、稼働する時間帯が原因となり、騒音トラブルになることがあります。この記事では、エコキュートから出る音に関して詳しく解説する他、騒音トラブルになる原因やトラブルを避けるための対策も紹介しています。
エコキュートへの買い替えを検討している方のなかには、本体から出る音が騒音にならないか気になっている方もいるのではないでしょうか。
エコキュートの稼働音は特別にうるさいわけではありませんが、騒音トラブルになるケースもあるようです。そのため、エコキュートの導入を検討するのであれば、事前に騒音の原因や対策を知っておくと良いでしょう。
この記事では、エコキュートから出る音に関して詳しく解説する他、騒音トラブルになる原因やトラブルを避けるための対策も紹介します。
目次
エコキュートから出るのは低周波音
エコキュートの騒音は40dB程度とされていますが、これは図書館の館内や夜間の住宅地と同程度のため、エコキュートの稼働音が特別にうるさいわけではありません。
ただし、エコキュートの設置環境によっては、稼働音がうるさく感じることがあるため、隣家との騒音トラブルになる可能性があります。
また、エコキュートは稼働時にヒートポンプユニットから低周波音が出るため、低周波音が問題になるケースもあるようです。
低周波音とは1~100Hzの低い周波数の音をさし、低周波音が生じることで主に以下の影響があります。
- 不快感や圧迫感を生じる
- 窓や戸などの揺れ・がたつき
本来、人は周波数が低くなるほど大きな音でなければ感じなくなるといわれていますが、低周波音が隣家に影響すると、人によっては不快に感じることがあります。
その他、低周波音が隣家の窓や戸の揺れ・がたつきに影響することもあるため、注意が必要です。
エコキュートで騒音トラブルになる3つの原因
エコキュートで騒音トラブルになる原因は、主に3つあります。
- 設置場所の問題
- ファンの回転による振動の影響
- 周辺環境・稼働時間帯
それぞれ解説します。
設置場所の問題
エコキュートの設置場所が悪い場合は、騒音トラブルの原因になる可能性があります。主に騒音トラブルになる設置場所は、以下のとおりです。
- 寝室の近く
- 窓・床下換気口などの開口部の近く
- 隣家の窓と同じ高さ(高低差がある場合)
- 壁・塀などの障害物に囲まれた場所
エコキュートは、一般的に深夜の時間帯に稼働させるケースが多いため、隣家の寝室の近くにエコキュートを設置してしまうと、低周波音だけでなく、稼働音自体が騒音トラブルの原因になる可能性があります。
また、音は窓・床下換気口、換気ダクトなどの開口部から室内に届くこともあるため、隣家の開口部付近も設置を避けたほうが無難です。
その他、隣家との高低差がある場合、隣家の窓と同じ高さにエコキュートを設置してしまうと、低周波音の影響で窓が揺れたり、がたついたりすることもあります。
なお、音は壁などの障害物に反射する性質があり、反射音と音源から発生する直接音が重なりあうタイミングで増幅することがあります。
特に障害物に囲まれた場所では音が増幅する傾向があるため、注意が必要です。そのため、壁・塀などの障害物に囲まれた場所への設置も避けたほうが良いでしょう。
ファンの回転による振動の影響
エコキュートのヒートポンプユニットは、稼働時にファンが回転するため、多少の振動が生じます。足場が不安定な場合や家の壁との隙間がない場合は、振動によって音が増大する可能性があるため、騒音トラブルの原因になります。
特にベランダやテラス、高置き台などにエコキュートを設置する場合は、稼働音・振動が増幅しない注意が必要でしょう。
周辺環境・稼働時間帯
前述しているように、一般的にエコキュートを稼働させる時間帯は、深夜が多いです。そのため、閑静な住宅街などの静かな環境では、エコキュートの稼働音が大きく聞こえる可能性があります。
その結果、本来は気にするほどの音でなくても、騒音トラブルの原因になるケースがあるかもしれません。
エコキュートの騒音トラブル対策
エコキュートの騒音トラブルを避ける対策には、以下の4つが考えられます。
- 設置場所の工夫・変更
- 防音シート・防振ゴムを活用する
- 防音壁を立てる
- 夜間の稼働を控える
それぞれ解説します。
設置場所の工夫・変更
エコキュートの騒音トラブルは、設置場所に気をつけることで対策できる可能性があります。
設置に適した場所は隣家の状況やご自宅の立地などによって異なりますが、道路や空き地などの開放空間に面している場所が理想です。
開放空間に面した場所への設置が難しい場合は、寝室の近くを避けたり、窓・床下通気口から距離をとったりすることで対処できます。
また、騒音トラブルを避けるには、ヒートポンプユニットの稼働音を増大させないことも大切です。設置する際のポイントは、以下のとおりです。
- 十分な強度がある場所に設置する
- 強固な土台に設置する
- 水平に設置する
エコキュートは現在の設置場所から移動も可能です。すでにエコキュートを設置している方も、状況にあわせて設置場所の変更を検討すると良いでしょう。
防音シート・防振ゴムを活用する
設置場所の工夫・変更が難しい場合は、防音シートや防振ゴムを活用するのも騒音トラブルの対策として効果が期待できます。
具体的には、エコキュートを設置した壁側に防音シートを貼ったり、ヒートポンプユニットの下に防振ゴムを敷いたりすると良いでしょう。
防音シートや防振ゴムはオンラインショップでも購入ができるため、状況にあわせて活用してください。
防音壁を立てる
エコキュートの騒音トラブル対策には、防音壁を立てるのも効果的です。防音壁は様々な種類がありますが、防音壁を活用するのであればヒートポンプユニットより高さがあり、吸音・遮音に優れた製品を選びましょう。
また、防音壁と一緒に防音シートや防振ゴムを併用すれば、より騒音を抑えることが可能です。
なお、防音壁は足場をボルトで固定し、パネルをはめ込むだけで設置できるタイプが多いため、ご自身で設置することも可能です。
ご自身で設置する際は、吸音面をファン側に向けて設置する必要があるため、向きを間違わないように注意してください。
設置方法に不安のある方は業者に依頼することもできるので、状況にあわせて検討しましょう。
夜間の稼働を控える
エコキュートは、一般的に深夜の時間帯に稼働させるケースが多いですが、稼働させる時間帯を日中に変えることも可能です。
日中に稼働させれば生活音によってエコキュートの稼働音が聞こえにくくなる他、騒音で睡眠を妨げることもないため、トラブルの防止になります。
ただし、夜間の時間帯に電気代が安くなるプランを契約している方は、電気代が高くなってしまうため、注意が必要です。
電力会社との契約プランは人によって異なるため、エコキュートの稼働時間帯を変更するのであれば、一度電力会社との契約プランを確認してからのほうが良いでしょう。
まとめ
エコキュートの騒音トラブルは、ヒートポンプユニットが発する低周波音や稼働時のファンによる振動が主な原因です。
エコキュートの設置場所や防音対策を行うことで、騒音トラブルはある程度対策ができるため、ご自身に最適な方法で騒音対策を行い、エコキュートを導入しましょう。
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