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エコキュート買い替えのタイミングや費用相場は?メリットや注意点も解説

今回は、エコキュートの仕組みと買い替えるタイミング、費用相場を紹介します。買い替えのメリット・注意点も解説するため、エコキュートの買い替えを検討している方は必見です。

エコキュート買い替えのタイミングや費用相場は?メリットや注意点も解説

現在使っている給湯器の不具合に気づき、エコキュートへの買い替えを検討している方も多いのではないでしょうか。電気だけでなく外気の熱も利用してお湯を沸かすエコキュートは、省エネ性能が高く地球環境にも優しい給湯器です。

今回は、エコキュートを買い替えるタイミングや費用相場、買い替えるメリットと注意点をまとめて紹介します。後悔やトラブルを防ぐためにも、メリットとデメリットの両方を理解した上で買い替えを行いましょう。

エコキュートとは

エコキュートとは、電気エネルギーと空気中の熱を利用してお湯を沸かす給湯器です。エコキュートがお湯を沸かす際は、まずファンを回して外気をヒートポンプ内に取り込み、熱を冷媒に移します。さらに圧縮して高温になった冷媒の熱を水に伝えることで、水を温める仕組みです。

エコキュートを使えば、電気エネルギーのみを利用する給湯器と比べて消費電力を大きく削減できます。電気代を節約できる上、地球温暖化防止にも貢献できます。

エコキュート買い替えのタイミング

エコキュートの耐用年数は、一般的に10年~15年程度とされています。ただし、エコキュートの寿命は使用環境によっても変わるため、使用年数が10年未満でも買い替えが必要になるケースもあるでしょう。

以下の見出しでは、エコキュートの買い替えを考えるべきタイミングを3つ紹介します。

お湯の出が悪い

お湯の出が悪くなったりお湯が設定温度まで上がらなくなったりした場合、経年劣化や不具合により給湯器が正常に作動していない可能性があります。

修理で直るケースもありますが、使用年数が10年を超えていてお湯が出にくくなったと感じたら、給湯器の買い替えを検討しましょう。

頻繁にエラーコードが表示される

頻繁にエラーコードが出る場合も、買い替えのタイミングです。一度エラーコードが出た程度なら、取扱説明書や公式サイトなどを参考に対処法を試すことで、エラーが解消する可能性があります。しかし、何度もエラー表示が出る場合は、業者に相談して修理または買い替えを行いましょう。

水漏れが起こっている

給湯器から水漏れが起きている場合、まずは電源をオフにして、水漏れ箇所を特定しましょう。水抜き栓から水が出ている場合は問題ありませんが、給湯器本体や配管の接続部から水漏れが発生している際は、自力での対処が困難です。早めに業者に連絡し、修理や交換を依頼しましょう。

エコキュート買い替えの費用相場

エコキュートを買い替える際の費用相場は、交換を依頼する業者によって異なります。一般的には、エコキュートの本体価格が20〜50万円、交換工事費が10〜20万円程度で、トータル費用は40〜70万円程度が目安です。

なお、エコキュートのタンク容量には主に「370L(2〜4人向け)」「460L(4〜6人向け)」「550L(6人以上向け)」の3種類があります。

タンク容量の大きいエコキュートを設置するほど費用も高くなる傾向があるため、家族の多い家庭では予算を多めに見積もっておくと良いでしょう。

エコキュート買い替えのメリット

エコキュートの買い替えには、様々なメリットがあります。以下の見出しでは、メリットの内容を具体的に見ていきましょう。

電力消費量が少なく省エネ効果が期待できる

エコキュートの大きなメリットは、外気中の熱を湯沸かしに利用することで、電力消費量を抑えられることです。使用状況にもよりますが、電気のみを使用する給湯器と比べて電力消費量を3分の1程度まで抑えられるケースもあり、省エネ効果は高いと判断できます。

また、エコキュートは前日の夜に翌日分のお湯を沸かして貯めておく仕組みです。貯めたお湯を使い切ると昼間に稼働する場合もありますが、基本的には料金の安い夜間電力を使ってお湯を沸かすため、さらに電気代を節約できます。

地球環境に優しい

省エネ性能の高いエコキュートは、地球環境に優しいことも魅力のひとつです。一般的な給湯器からエコキュートへの買い替えで、二酸化炭素排出量をぐっと減らせるため、地球温暖化対策に貢献できます。

貯水タンク内のお湯を災害時に使える

エコキュートは夜間にお湯を沸かしてタンクに貯めておく仕組みのため、災害時に電気や水道が止まっても、タンクにお湯が残っていれば取り出して使用可能です。

また、地震などの災害時にはガスより先に電気が復旧しやすい傾向があり、電気エネルギーを利用するエコキュートなら、ガス給湯器より早く使用を再開できる可能性があります。

但し、浸水などの水害においては壁掛け給湯器に比べ被害を受けやすいです。

国や自治体が支給する補助金の対象になる場合がある

取り替えのタイミングや居住エリアによっては、エコキュートの設置に際して国や自治体の補助金を受け取れる場合があります。

補助金を利用すれば、お得にエコキュートを設置して家庭の電気代を節約できるため、取り替え前には国や自治体のホームページなどをチェックしてみてください。

エコキュート買い替えの注意点

エコキュートには様々なメリットがある一方、注意すべきデメリットも複数あります。後悔やトラブルを防ぐためにも、事前にしっかりとデメリットを把握し、納得した上でエコキュートへの買い替えを行いましょう。

初期費用が高額になりやすい

エコキュートは、一般的な給湯器と比べて初期費用が高額になる傾向があります。一般的な給湯器は20万円程度で買い替えられる一方、エコキュートの買い替え相場は40〜70万円程度です。補助金が出る可能性を考慮しても、割高感は否めません。

また、単身者世帯などで普段からお湯の使用量が少ない場合、トータルで節約できる電気代よりも、エコキュート設置による初期費用の上乗せ分のほうが高額になる場合も考えられます。

エコキュートで電気代を節約したい方は、将来的にかかる電気代の総額を試算した上で、本当にお得になるのかを判断すると良いでしょう。

湯切れのリスクがある

通常より大量のお湯を使用してタンクに貯まったお湯を使い切った場合、再度お湯を沸かすまでお湯を使えなくなるリスクがあります。

家族の人数に応じて適切な容量のエコキュートを選べば湯切れを起こす心配は少ないものの、容量の少ないタイプを購入した場合や急な来客があった場合などは、湯切れに注意が必要です。

広めの設置スペースが求められる

ヒートポンプユニットと貯湯タンクからなるエコキュートは、一般的な給湯器よりも設置に広いスペースが求められます。家の状況によっては、面積が足りず設置できないケースもあるため注意しましょう。

ただし、最近では薄型のエコキュートも販売されているため、置き場所に不安がある方も、まずは業者に相談してみてください。

エコキュートのお湯は飲用できない

エコキュートでつくられるお湯は、飲用に適しません。タンクに貯まるお湯は日々入れ替わっている上、高温になるまで加熱されているので、お湯自体に大きな問題はないでしょう。

しかし、長年の使用で水道水中の不純物がタンク内に蓄積している可能性もあるため、直接飲むのは避けたほうが無難です。

まとめ

お湯の出が悪い、エラー表示が続くなどの不具合が出た場合は、エコキュートの買い替えを検討しましょう。エコキュートは省エネ性能が高く環境負荷が少ない上、災害時にもタンク内のお湯を活用できるメリットがあります。

一方、初期費用が高額になりやすく、設置に広めのスペースが求められる点には要注意です。また、使用状況によっては、湯切れによりお湯の使用に制限が出る場合があります。エコキュートの買い替えを検討する際は、まず業者に相談し、納得した上で契約を行いましょう。

クラシアンでは、エコキュートの販売・交換に対応しています。エコキュートの買い替えを検討している方は、無料のお見積りからお気軽にお問い合わせください。

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