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給湯器のお湯が出ない!9つの原因と解決方法を解説

【クラシアン】ガス給湯器から急にお湯が出ない事態になったら、困って焦ってしまいますよね。給湯器が故障したかもしれないと慌てる前に、お湯が出ない時のチェックポイントをご紹介するので参考にしてください。原因は給湯器以外にある可能性もあります。

給湯器のお湯が出ない!9つの原因と解決方法を解説

給湯器からお湯が出ないとき、考えられる9つの原因

お湯が出ないと気づいたら、まずガス給湯器の故障を疑うかもしれません。給湯器からお湯が出ない原因として以下の9つが考えられます。

  1. 給湯器の操作や設定間違いなどのミス
  2. 水量センサーが反応していない
  3. 安全装置による遮断
  4. 電気系統のトラブル
  5. ガス栓・給水栓・水道の元栓が閉まっている
  6. 給湯器・配管の凍結
  7. 水抜き栓フィルターのゴミ詰まり
  8. 水栓(蛇口)の故障
  9. 給湯器の故障

9つの原因別の解決方法

壁掛け給湯器のイメージ

お湯が出ない時に考えられるトラブルの原因9つについて、対処方法をご紹介します。

1、給湯器の操作や設定間違いなどのミス

リモコンの電源が入っていなかった、設定温度が極端に低くなっていた、というミスが意外と起こります。
まずは落ち着いてリモコンを確認し、電源が入っているか、温度設定や優先設定は合っているかをチェックしましょう。給湯器のリモコンの設定が合っていても、水栓のサーモスタットの湯温が低く設定されているというケースもあります。

2、水量センサーが反応していない

水栓のバルブ(蛇口のハンドル)を少ししか開かず、水がチョロチョロとしか出ていない状態では、給湯器の水量センサーが反応せず燃焼しません。

3、安全装置による遮断

ガスメーターの安全装置が作動し、給湯器までガスが来ていないためにお湯が出ないということも。ガスが遮断されるのは以下のようなケースです。

  • 地震による揺れ
  • ガスの消し忘れなどによる長時間使用
  • ガス漏れ
  • ガス圧の低下

安全装置はガスメーターを確認しなければ作動していること自体に気づかないので、突然「お湯が出ない!」と焦ってしまうことでしょう。特に外出中に地震が起きていて地震自体に気づかなかった場合や、気づいていてもさほど大きな揺れだと思わなかったという場合は、給湯器を使おうとした時に原因が思い当たらず困ってしまうことがあります。

こういったケースでは、給湯器からお湯が出ないだけでなくガスコンロも使用できません。ガスメーターを確認し、遮断されていたら復旧作業を行いましょう。やり方はガスメーターに取り付けられている手順を確認するか、ガス会社の説明書・ホームページでご確認ください。

また、プロパンガスを利用している場合、残量が少ないとガス圧が低下し遮断されることがあります。ガス会社に連絡して新しいガス容器と交換してもらいましょう。

4、電気系統のトラブル

給湯器は電気で作動しているため、長期不在にする際に給湯器の電源プラグを抜いていたりブレーカーを落としていたりする場合も、ガスが燃焼せずお湯が出ない状態になります。外構や外壁工事の際などに業者が配線を動かしたりしていると、意図せず外れているケースも考えられます。
電源プラグが正常に刺さっているかや、ブレーカーが下がっていないかを確認しましょう。

5、ガス栓・給水栓・水道の元栓が閉まっている

給湯器に接続されているガス栓や給水栓が閉まっている場合も、お湯は出ません。日常生活でわざわざガス栓や給水栓、水道の元栓を操作することはほぼないと思いますが、転居してきて使いはじめる場合や設備点検、外構・外壁工事の際などに閉められている可能性も考えられます。
思い当たる場合は、給湯器に接続されているガス栓・給水栓や水道メーター横の元栓が開いた状態になっているかチェックしてみてください。

6、給湯器・配管の凍結

給湯器には凍結防止機能が備え付けられているため、本体が凍結することはあまりありません。ただし、電源プラグが抜かれているなど通電していない状態の場合は、冷え込みが厳しい日に凍結してしまう可能性があります。また、給湯器本体ではなく、接続されている給水管・給湯管、水道メーターの周囲が凍結している可能性も考えられます。

凍結によりお湯が出ない場合は、氷が溶けるのを待つしかありません。配管が凍結している時は人肌程度のぬるめのお湯をかけて解凍を促すこともできますが、熱湯をかけると配管が破裂するので十分注意しましょう。また、お湯をかけた場所はしっかりと水分を拭き取りましょう。

7、水抜き栓フィルターのゴミ詰まり

給湯器の水抜き栓フィルターにゴミがたまっていると、お湯の出が悪くなったりお湯にならないことがあります。
取扱説明書や給湯器メーカーのホームページで、お手入れ方法を確認して掃除をしましょう。水抜き栓を外す際は水(お湯)がこぼれ出てくるので気をつけてください。

8、水栓(蛇口)の故障

蛇口で湯温を調整できるサーモスタット混合水栓の場合、内部でお湯と水の量を調整しているサーモスタットカートリッジなどの部品が劣化している可能性があります。水道業者に点検を依頼し、交換が必要な部品または水栓本体を取り替えてもらいましょう。

9、給湯器の故障

ここまでの原因に当てはまらない場合は、給湯器の故障が考えられます。給湯器の寿命は10年前後と言われていますので、それに近い年数やそれ以上の長期にわたり使用している場合は経年劣化かもしれません。
故障の場合は自分で解決することはできないので、専門業者に点検・修理や交換を依頼することになります。

それでも解決しない場合はプロに問い合わせを

給湯器トラブルや水道トラブルの原因をチェックしても解決しない場合や、自分では対処できないという場合は、プロの業者に連絡して点検・修理または交換を依頼しましょう。給湯器は水道・ガス・電気を使用する機械なので、安易にパーツを取り外すなどしないようにしてください。

「すぐにでもお湯を使えるようにしてほしい!」という状況では、給湯器メーカーよりもガス給湯器を扱う水道修理業者の方がスピーディーな対応が期待できそうです。原因が給湯器ではなく水道にあるケースも考えられるので、水道局指定工事店であるクラシアンにご連絡いただけるとより安心です。

ガス給湯器の交換・取り付けなら【クラシアンの給湯器 販売・取付】

まとめ

お湯が出ないけど水は出るというケースと、お湯も水も出ないというケースでは、考えられる原因や対処方法が異なります。解決方法がわからない場合は、早めに業者に依頼してプロの目で点検してもらいましょう。

また、昨今の世界情勢により、ガス給湯器は全国的に供給不足の状況が続いています。故障してから慌てたり何日もお湯が使用できずに困ったりする事態に陥らないよう、長年使用している給湯器は不具合を起こす前に交換の手配をしておくと安心です。

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