給湯量に満足している？給湯器の号数を確認

給湯器には、給湯能力を示す号数というものがあります。号数による違いや家庭でよく使われる号数の種類、家庭に合った号数の選び方を見ていきましょう。

号数の大きさでお湯の量が変わる

号数は数字が大きくなるほど、同時に供給できるお湯の量が多くなります。現在使用しているものの号数は、給湯器の本体に貼ってあるシールで確認できます。「型式」のアルファベットの次の数字が号数です。一般家庭では、16号、20号、24号の3種類が多く使用されています。

号数の選び方

家族の人数やお湯の使い方など、その家庭のライフスタイルに合わせて号数を選びます。
例えば、家族が多い場合など、お湯を使用する機会が多い場合は24号がおすすめ。余裕のある給湯量なので浴室や洗面台、キッチンなど3か所以上のところで同時にお湯を使用しても安定した湯量を供給できます。
20号は少人数のご家族でお住まいの方に適した大きさで、浴室とキッチンなど2か所からの同時給湯も可能です。ただし、3か所でお湯を使用した場合、24号と比べると給湯量が少ないため湯量不足を感じることもあります。
16号は2か所以上でお湯を同時に使用すると湯量不足となり水圧が下がるため、一人暮らしの世帯に適しています。
これまでの給湯器のお湯の供給量に不便を感じていないなら、現在の給湯器と同じ号数のもので問題ありません。もっと少なくても良い、もしくはもっとパワフルなものに交換したいという場合は、お客様のご希望をお伺いし最適なものを提案いたしますので担当者へご相談ください。マンションの場合は、号数の変更が禁止されているところもありますので、規約で制限されていないか確認しましょう。

現在の給湯器はどんなタイプ？設置する環境を確認

戸建てとマンションでは、取り付け可能な給湯器は異なります。また、取付位置によっても対応可能なタイプが変わります。現在の使用タイプを確認し、特にマンションの場合は交換する前に管理者へ設置可能な機種やサイズなどを相談しましょう。

戸建ての場合

・壁掛けタイプ

家の外壁に掛けて取り付け可能。給湯器の下から配管が出ていれば、この壁掛けタイプです。

・据え置きタイプ

屋外の地面やブロックの上に取り付け可能です。給湯器の側面から配管が出ている、またお風呂の浴槽にお湯が通る穴が1つ空いているなら、この据え置きタイプです。

・浴槽隣接タイプ

据え置きタイプの一種で、浴室に面した外壁部分の地面やブロックの上に設置します。このタイプは、給湯器の裏から2本の配管が伸びており、浴槽にも穴が2つ空いています。
2つ穴タイプの給湯器は、浴槽が浅いユニットバスでは使用できないケースがあることや、給湯器の種類が少なくなっていることから、1つ穴タイプへの交換をおすすめしています。

マンションの場合

・壁掛けタイプ

戸建てだけでなく、マンションのベランダにも設置することができます。

・PS（パイプスペース・パイプシャフト）設置タイプ

PSの扉がない場合と、扉の内側に入っている場合があります。PS内部にはめ込むため、設置可能なサイズが限定されます。

新しい給湯器に何を求める？機能面を確認

使用している給湯器の機能に、不便な点を感じたことはありませんか？機能はグレードによって違いがあり、金額も異なります。

お湯張りからたし湯まで全部おまかせなら…フルオートタイプ

スイッチひとつで設定された量と温度の湯はりができ、保温や追い焚き、たし湯までをすべて自動で行うことができます。お湯が少なくなった時はセンサーが検知し、自動でお湯を追加します。また、排水時には、追い焚き用配管内の自動洗浄も行われるため、清潔さをキープできます。

お湯張りや追い焚きを手軽に行いたいなら…オートタイプ

スイッチひとつで設定された量と温度の湯はりができ、保温や追い焚きまでを自動で行います。自動のたし湯機能がついていないため、お湯が少なくなった時にはたし湯ボタンでお湯を追加します。
クラシアンではお得に交換できるプランとして、パロマのエコジョーズオートタイプをご用意。点検・出張費無料、最短即日取付で工事費や古い給湯器の処分費用も含まれています。

価格重視！交換費用を抑えたいなら…給湯専用タイプ

給湯専用のものは、保温や追い焚きはできないものの、お湯張り時には設定湯量になるとブザーが鳴ります。浴槽に給湯用の穴が開いていない場合はこちらのタイプとなります。

追い焚き機能を追加したい！タイプ変更は可能？

現在給湯専用タイプを使用しているという場合でも、追い焚き機能がついているフルオートタイプやオートタイプの給湯器へ交換することも可能です。ただし、給湯器の交換だけでなく追い焚き用の配管を設置する工事が別途必要となります。

現在の給湯器のグレードが分からないという場合でも、使用できる機能から判断可能。また、浴槽に穴が開いている場合は追い焚き機能つき、穴が開いていない場合は追い焚き機能なしの給湯専用タイプとなります。
機能が充実するほど製品の価格が上がる場合が多いので、予算も考慮しながら、追い焚き機能やたし湯機能の必要性をふまえて選びましょう。

給湯器交換で工事を行う範囲はどこ？

給湯器本体の交換を行う工事と、給湯器のリモコン部の交換を行う工事の2種類が必要です。所要時間は給湯器の種類や設置場所によって異なりますが、給湯器本体とリモコンの交換であれば1時間から2時間程度で終了します。

本体の交換工事

古い給湯器を取り外し、新しい給湯器を設置します。ガスやリモコン線、給水管などはこれまで使用していた既存のものをそのまま使用するため、大掛かりな工事はありません。エコジョーズタイプの給湯器を設置する場合、排水用のドレンを雨どいや側溝などに接続する工事を行います。

リモコンの交換工事

室内に設置されたリモコンの交換を行います。給湯専用タイプであればキッチン部分のみとなりますが、フルオートタイプやオートタイプの給湯器の場合は浴室内にもリモコンが設置されているため、浴室での交換工事も必要となります。

工事終了後、新しい給湯器の試運転とリモコンのエラー確認など、動作確認を行って問題なければ終了となります。また、必要があれば、浴槽の穴の数を変更する工事を行ったり、PS設置タイプの場合に浴槽下のドレン排水工事を行ったりすることもあります。
クラシアンでは、最短でお問い合わせいただいた当日に給湯器の交換が可能。現在ご使用されている給湯器のタイプが不明な場合でも現地にて確認いたしますので、ご相談ください。