お役立ち情報
浴室乾燥機とは? 電気代の目安と後付けのための工事費用・注意点をご紹介
浴室乾燥機は、衣類乾燥や浴室乾燥に役立つ便利な設備機器です。この記事では、浴室乾燥機の基本的な仕組みから、電気代の目安、後付け工事の費用や注意点まで詳しく解説します。

雨の日や花粉の季節でも、浴室乾燥機があれば快適な室内干しが可能です。浴室乾燥機は既存の浴室に後付けできることも多く、「我が家にも設置したい」と考える方も増えています。
この記事では、浴室乾燥機の基本的な仕組みから、電気代の目安、後付け工事の費用や注意点まで詳しく解説します。浴室乾燥機の導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
浴室乾燥機とは?
浴室乾燥機はどのような使い方がおすすめ?メリットや注意点、電気代を節約するコツも併せてご紹介!|マンション暮らしガイド|長谷工の住まい
浴室乾燥機は、浴室を快適に保つための設備です。主な機能は、浴室内の空気を電気ヒーターで加熱し、温風として循環させることで衣類乾燥や浴室乾燥を行うことです。
浴室乾燥機の仕組みは大きく2つのシステムで構成されています。ひとつ目は浴室内の空気を吸引してヒーターで温め、再び室内に送り込む「循環システム」、湿気を外部へ排出する「換気システム」です。
この2つのシステムが連動し、衣類から蒸発した水分を効率的に排出しながら、温風による乾燥を行います。
また、多くの機種には湿度センサーが搭載されており、浴室内の湿度に応じて自動で運転を制御します。乾燥の進行状況を検知し、最適なタイミングで運転モードを切り替えることで、効率的に衣類を乾燥させることが可能です。
天候や時間を気にせず室内干しができる便利な設備として評価され、新築やリフォーム時の採用が増えています。
後付け前に必ず確認すべき5つのポイント
浴室乾燥機の後付けを検討する前に、まずご自宅の浴室が設置可能な状態かを確認する必要があります。事前確認を怠ると、工事当日に設置できないことが判明したり、追加工事が必要になったりする可能性があります。以下の5つのポイントを順番に確認していきましょう。
現在の設置タイプの確認
浴室乾燥機・換気扇には、天井に埋め込まれているタイプと壁に設置されているタイプがあります。後付け工事では、既存の天井埋込タイプから新しい天井埋込タイプへの交換が最も一般的で工事費用も抑えられます。壁掛けタイプから天井埋込タイプへの変更は大規模な工事が必要になるため、専門業者との相談が欠かせません。
換気室数の確認方法
浴室乾燥機は、浴室のみの換気を行う「1室換気」のほか、トイレや洗面所の換気も同時に行う「2室換気」「3室換気」があります。戸建て住宅では1室換気が一般的ですが、マンションでは2室・3室換気のケースも多く見られます。
確認方法は、トイレや洗面所の天井を見ることです。換気扇ではなく、直径16~17cm程度の丸型や角型のグリル(通気口)が設置されていて、個別のスイッチがない場合は、浴室乾燥機と連動している可能性が高いです。正確な判定には、現在使用している機器の品番確認が必要です。
浴室天井の状態確認
浴室乾燥機を設置するには、天井がフラットで十分なスペースが確保されている必要があります。カーブを描いた天井や凹凸のあるデザインが施された場所には設置できません。また、天井に点検口があることも重要な条件です。点検口がない場合、天井裏での配線作業が困難になり、工事費用が大幅に高くなる可能性があります。
品番の確認方法
現在使用している換気扇や浴室乾燥機の品番を確認することで、換気室数や天井開口寸法などの詳細な仕様が分かります。品番は本体やリモコンに記載されています。本体の品番が確認しにくい場合は、リモコンの品番からでも機器の仕様を特定できます。この情報があることで、適切な後継機種の提案を受けられます。
電気容量・分電盤の空き状況
浴室乾燥機はコンセントではなく、分電盤から直接電源を取ります。既設の換気扇から浴室乾燥機に交換する場合、分電盤に空きがあるか確認が必要です。分電盤の右端に使用されていない分岐ブレーカーがあれば空きがある状態ですが、空きがない場合は増設工事が必要になり、工事費用が上がります。
後付けできる浴室・できない浴室の判断基準
浴室乾燥機の後付け工事は、すべての浴室で可能というわけではありません。設置可能な条件と困難な条件を事前に把握しておくことで、無駄な現地調査や見積もりを避けることができます。
後付けが可能な浴室の条件
浴室乾燥機が後付けできるお風呂は、以下の通りです。
- お風呂の天井に換気扇と点検口がある
- お風呂の天井に凹凸や湾曲がなくフラット
- 換気扇の位置に40cm四方程度のスペースがある
浴室乾燥機の設置には、電気配線と換気ダクトが必要です。もし現在のお風呂に換気扇があるなら、既にその2つが備わっているということです。既設の電気配線と換気ダクトを活用して換気扇の位置に取り付ければ、大規模なリフォーム工事をしなくても浴室乾燥機を後付けできます。
ただし、今のお風呂に換気扇がなく、窓を開けて換気している場合や天井に点検口がない場合でも、新たに穴を開けて電気配管工事や換気ダクト敷設工事を行うことで設置できるケースもあります。
天井ではなく壁に換気扇があり、天井に点検口がない場合も、位置やスペースによっては浴室乾燥機への交換が可能です。
後付けが困難な浴室の条件
浴室乾燥機が後付けできないお風呂は、以下の通りです。
- 設置場所が平らではない
- 設置場所が照明器具に近いなど、十分なスペースがない
特に注意が必要なのは「中間ダクト接続タイプ」です。これはマンションで多く採用されているシステムで、浴室・洗面・トイレの換気を天井裏の中間ダクトに集約して排気する仕組みです。このタイプは構造が複雑で、一般的な浴室乾燥機への交換は困難です。マンションにお住まいで、浴室の機器は1室換気用なのに洗面所やトイレに通気口がある場合は、中間ダクト接続の可能性があります。
いずれも構造的・予算的に実現が可能かどうかは、専門業者に判断してもらいましょう。
浴室乾燥機の種類
浴室乾燥機は希望する機能や使い方に合わせて選ぶことになりますが、自宅のお風呂タイプや構造によって設置できる種類が異なります。専門的な知識が必要なので、プロに希望を伝えて提案してもらうのがスムーズです。
以下では、基礎知識としてタイプごとの違いをご紹介します。
熱源による違い:電気式/ガス式(ガス温水式)
設置時のコストが抑えられるのは電気式です。オール電化住宅に適したタイプや、エネルギー効率に優れたヒートポンプタイプもあります。一般的にイニシャルコスト(設置費用)は電気式の方が安く、ランニングコストはガス式の方が安いとされています。
電気式は温風を利用した乾燥方式のため、エアコンの暖房機能と似た仕組みです。温まるまでに時間がかかるため大量の洗濯物を乾かすのには向きません。ガス温水式はパワフルなので、電気式よりも短時間で洗濯物が乾きます。長く使用する、あるいは洗濯頻度・部屋干し頻度が高いご家庭には、ガス式がおすすめです。
ただし、プロパンガスの場合はランニングコストが高くなるので注意しましょう。
設置方法による違い:天井付けタイプ/ビルトインタイプ/壁掛けタイプ
既存の換気扇を外して浴室乾燥機を後付けするケースで多いのは、天井付けタイプです。ビルトイン(天井埋め込み)タイプは空間をすっきりさせられますが、新築時やユニットバス全体のリフォーム時に多く採用されています。
ダクトを通さない壁掛けタイプも後付けに適していますが、設置位置などにより後付けできない場合もあるので専門業者に確認してもらいましょう。
機能による違い:衣類乾燥/暖房/ミストサウナなど
洗濯物を乾かすためだけに導入するのであれば、衣類乾燥機能があれば十分です。しかし、ミストサウナ機能があればバスタイムがより快適なものになり、浴室暖房機能があればシニアのヒートショック防止に役立ちます。
あまりに多機能なモデルを選んでも使いこなせなければ無駄になってしまうため、機能はライフスタイルや設置目的に応じて選びましょう。
その他:浴室タイプと広さ
浴室乾燥機は「ユニットバス(システムバス)/在来工法」「一戸建て/集合住宅」「1坪/1.5坪」と、お風呂のタイプによってそれぞれ仕様が異なります。自宅に後付けできるものはどれなのか、専門業者と相談しながら検討を進めましょう。
メーカー別の特徴と選び方
浴室乾燥機は使用する熱源によって、電気式かガス式(温水式)に分かれ、メーカーによって熱源が異なります。また、各メーカーには独自の特徴や機能があるため、設置条件だけでなく機能面からも選択することが大切です。
電気式の主要メーカー
マックスは電気式浴室乾燥機のシェアNo.1を誇るメーカーです。高品質ながらもお求めやすい価格設定に定評があり、プラズマクラスター搭載機種では浴室内のカビ菌を抑制する効果が期待できます。また、施工面にも優れており、他メーカー製では設置できない場所でも、マックス製であれば対応可能なケースが多いのも特徴です。
その他の電気式メーカーとして、パナソニック(一部機種)、三菱電機、東芝などがあります。各社とも基本的な乾燥・換気・暖房機能は備えていますが、操作性やデザイン、価格帯に違いがあります。
ガス式の主要メーカー
パナソニックのガス式浴室乾燥機は、温水式でNo.1のシェアを持っています。細かなマイクロミストと大粒のスプラッシュミストの2種類のミストを切り替え可能な機種があり、バスタイムをより快適にしてくれます。都市ガス会社向けの専用商品として供給されているため、ガス会社での購入がお得になることがあります。
リンナイの浴室乾燥機は、一部機種にプラズマクラスターを搭載し、運転時にプラズマクラスターイオンを発生させることで、浴室内のカビ菌の抑制や衣類の消臭ができます。
ノーリツは基本機能をしっかり搭載しながらも、お求めやすい価格設定が特徴です。コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
開口部サイズによる選択
交換工事を検討している場合、現在設置されている機器の開口部サイズを確認することが重要です。
メーカー | 熱源 | 開口部サイズ |
---|---|---|
マックス | 電気式 | 410×285mm |
パナソニック | ガス式 | 430×560mm |
リンナイ(標準) | ガス式 | 480×440mm |
リンナイ(コンパクト) | ガス式 | 410×285mm |
ノーリツ(標準) | ガス式 | 430×560mm |
ノーリツ(コンパクト) | ガス式 | 410×285mm |
開口部サイズが異なるメーカーへの交換は、天井開口の拡大または縮小工事が必要になり、工事費用が高くなります。基本的には同じメーカーでの交換をおすすめします。
後付け工事の流れ(6ステップ)
浴室乾燥機の後付け工事は、専門的な技術と知識が必要な作業です。工事の流れを事前に把握しておくことで、施工業者とのやりとりもスムーズになり、工事期間中の準備も整えられます。
ステップ1:現地調査・設置条件確認
まず専門業者による現地調査を行います。浴室の構造、天井の状態、既設設備の確認、電気配線の状況、換気ダクトの位置などを詳しく調査します。この段階で設置可能性と工事内容が確定し、正確な見積もりが提示されます。
ステップ2:電気工事の必要性判定
既存の換気扇から浴室乾燥機への交換では、電気容量の確認が必要です。現在の配線が浴室乾燥機の消費電力に対応できない場合、分電盤からの新規配線工事や、分電盤の増設工事が必要になることがあります。
ステップ3:既存機器の撤去
工事当日は、まず既存の換気扇や浴室乾燥機を慎重に撤去します。配線の切断、ダクトの取り外し、天井材の保護などを行いながら、既設機器を取り外します。
ステップ4:天井開口部の調整(必要に応じて)
新しい浴室乾燥機の開口寸法が既存の開口と異なる場合、天井開口部の拡大または縮小を行います。この作業は技術と経験が必要で、浴室の防水性を保ちながら正確に加工する必要があります。
ステップ5:新機器の設置・配線工事
新しい浴室乾燥機本体を天井に設置し、電気配線と換気ダクトを接続します。配線は分電盤から直接引き込み、専用回路で接続します。換気ダクトは既存のものを利用できる場合が多いですが、必要に応じて新設や延長を行います。
ステップ6:動作確認・試運転
すべての設置が完了したら、各機能の動作確認を行います。乾燥運転、換気運転、暖房運転(搭載機種の場合)などをテストし、正常に作動することを確認します。また、リモコンの操作方法や日常のお手入れ方法について説明を受けます。
浴室乾燥機の後付けにかかる費用の目安
後付け工事の内容は設置条件などにより大きく変わるため、必ず事前に専門業者に現場を見てもらい、見積もりを取って判断する必要があります。
一般的な浴室乾燥機本体のメーカー希望小売価格は、10万~15万円前後です。全国展開しているなど多くの取引実績がある業者であれば、スケールメリットで安く仕入れられるため、それよりも安価に提供してもらえる可能性があるでしょう。
メーカー別価格帯の比較
機器本体の価格帯は、メーカーや機能によって大きく異なります。
電気式(基本機能タイプ)
- 高須産業:7万円~10万円
- マックス:9万円~13万円
- 三菱電機:10万円~15万円
- パナソニック:12万円~18万円
ガス式(基本機能タイプ)
- ノーリツ:12万円~16万円
- リンナイ:13万円~18万円
- パナソニック:15万円~20万円
これらの価格に加えて、工事費が5万円~10万円程度かかります。
追加工事が必要なケースと費用
基本的な交換工事以外に、以下のような追加工事が必要になる場合があります。
- 天井開口拡大・縮小工事: 2万円~5万円
- 分電盤増設工事: 3万円~8万円
- 新規配線工事: 1万円~3万円
- 換気ダクト延長工事: 1万円~3万円
- 点検口新設工事: 2万円~4万円
本体価格だけでなく、工事の内容によって作業料金も大きく変わります。後から「こんなにかかるとは思わなかった」とならないために、必ず詳細な見積もりを取ることが重要です。
浴室乾燥機のことも、水まわりのプロであるクラシアンのスタッフにご相談ください。
浴室乾燥機を設置する際の注意点
浴室乾燥機の設置工事を成功させるためには、事前に確認すべき技術的なポイントがいくつかあります。これらを見落とすと、工事費用が予想以上に高くなったり、工事自体が困難になったりする可能性があります。
分電盤の空き状況
浴室乾燥機はコンセントを差すのではなく、分電盤から直接電源を取ります。既設の換気扇から浴室乾燥機に交換する場合、分電盤に空きがあるかどうかを確認しましょう。
分電盤には、家全体の大きなブレーカー(主幹ブレーカー)の他にいくつもの小さなブレーカー(分岐ブレーカー)が並んでいます。その右端に使用されていない分岐ブレーカーがあれば、電源の空きがあるということです。空きがない場合は増設工事が必要です。
換気口の数
集合住宅などのお風呂の換気口は、構造的にトイレや洗面所の換気口と共有している場合も珍しくありません。共有する部屋の数に合わせた機器を選ぶ必要があり、対応している数が増えるほど費用が高くなります。
既設機器との互換性
現在使用している機器のメーカーや型式によって、交換できる機種が限定される場合があります。特に開口部のサイズが特殊な機種や、古い機種では現行品との互換性がないことがあります。工事前の現地調査で、既設機器の詳細な確認を行うことが重要です。
工事期間中の入浴制限
浴室乾燥機の設置工事は、通常半日から1日程度で完了しますが、工事内容によってはそれ以上かかる場合もあります。工事期間中は浴室が使用できないため、銭湯や日帰り入浴施設の利用を検討しておくことをおすすめします。
メンテナンス方法の説明
設置後は定期的なメンテナンスが必要です。フィルターの清掃方法、本体の拭き掃除の仕方、故障時の対処法など、日常の維持管理について施工業者からしっかりと説明を受けることが大切です。適切なメンテナンスを行うことで、機器の寿命を延ばし、効率的な運転を維持できます。
浴室乾燥機の電気代の目安
浴室乾燥機は、最も使用頻度の高い「乾燥」機能を使用した場合、1時間あたり約37円~62円の電気代がかかります。電気代の計算は、消費電力(1200W~2000W)と電気料金単価から算出できます。
一般的な使用例として、洗濯物の量が少ない家庭で1日3時間使用すると、1日あたり約96円、1ヶ月(30日間)継続して使用した場合の電気代は、約2,880円になる計算です。
実際の電気代は、季節や洗濯物の量、浴室の広さなどの条件で変動します。ただし、オール電化住宅での使用や、電気料金の安い時間帯に利用すれば、電気代を抑えることができます。
ガス式との運転コスト比較
ガス式浴室乾燥機の場合、都市ガスを使用すると電気式よりもランニングコストを抑えられることが多いです。都市ガスでの運転コストは1時間あたり約25円~40円程度で、電気式と比較して2~3割程度安くなる傾向があります。
ただし、プロパンガスの場合は都市ガスの1.5倍~2倍程度のコストがかかるため、電気式の方が経済的になる場合があります。また、初期設置費用は電気式の方が安いため、使用頻度が低い場合は電気式を選択するのが合理的です。
利用時間帯の選択や洗濯物の量の調整など、効率的な使用方法を工夫すれば、ランニングコストの大幅な削減が期待できるでしょう。
よくある質問・トラブル対処法
浴室乾燥機の後付けを検討する際によく寄せられる質問と、設置後に起こりがちなトラブルの対処法をご紹介します。事前に疑問点を解決しておくことで、スムーズな工事と快適な使用が可能になります。
工事期間はどれくらいかかりますか?
一般的な交換工事の場合、作業時間は3時間~6時間程度です。既存の換気扇を浴室乾燥機に交換する基本工事であれば、午前中に開始して夕方には完了します。ただし、天井開口の拡大や新規配線工事が必要な場合は、1日~2日かかることもあります。
賃貸住宅でも後付け可能ですか?
賃貸住宅の場合、必ず大家さんや管理会社の許可を取る必要があります。浴室乾燥機の設置は建物の構造に関わる工事になるため、勝手に工事を行うと契約違反になる可能性があります。多くの場合、退去時の原状回復についても事前に取り決めをしておくことが重要です。
既存の換気扇を活用できますか?
基本的に既存の換気扇は撤去して、新しい浴室乾燥機に交換します。ただし、既存の配線や換気ダクトは活用できることが多く、大規模な工事を避けられます。換気扇の設置位置や開口サイズによって工事の規模が決まるため、現地調査での判断が必要です
設置後のメンテナンス方法を教えてください
月1回程度、フィルターの掃除を行ってください。フィルターは取り外しが可能で、掃除機でほこりを吸い取るか、水洗いして十分に乾燥させてから取り付けます。本体外側は中性洗剤
まとめ
浴室乾燥機は、空気をヒーターで加熱して循環させ、衣類乾燥や浴室乾燥を行う設備機器です。機種選びでは、電気式とガス式の熱源、天井付けやビルトインなどの設置方法、必要な機能を比較しながら検討しましょう。
後付け工事を成功させるためには、事前の確認が何より重要です。現在の設置タイプ、換気室数、浴室天井の状態、品番、電気容量の5つのポイントを必ず確認してください。設置条件を満たしていない場合は追加工事が必要になり、費用も高くなります。
メーカー選びでは、電気式のマックスやガス式のパナソニック、リンナイ、ノーリツなど、それぞれの特徴を理解して選択することが大切です。開口部サイズの互換性も考慮して、できるだけ同じメーカーでの交換をおすすめします。
設置にかかる費用は、本体価格と工事費を見込んでおく必要があります。
後付け工事の可否は、浴室の構造や天井裏のスペース、住宅の形態によって変わってきます。工事前には、分電盤の空き状況や換気口の数などの設置条件を満たしているかどうか、専門業者に確認してもらいましょう。
浴室乾燥機は一度設置すれば10年以上使用する設備です。電気代などのランニングコストも考慮して、ライフスタイルに最適な機種を選択してください。定期的なメンテナンスを行うことで、長期間にわたって快適にご利用いただけます。
クラシアンでは、浴室乾燥機の設置や交換も行っています。浴室乾燥機の導入を検討している方は、無料のお見積もりからお気軽にお問合せください。
専門スタッフがお客様のご自宅の状況を詳しく調査し、最適な機種選定から工事まで一貫してサポートいたします。後付け可能かどうかの判断から、工事完了後のアフターサービスまで、安心してお任せください。
無料のお見積もりはこちらから
※この記事に含まれるデータは、公開時点のものであり、価格やサービス内容が変更されている場合があります。詳しくは最新の情報をご確認ください。
※本サービスが提供する情報の具体的な利用に関しては、利用者の責任において行っていただくものとします。